試し縫いが終わると、いよいよ完成…
と思われるかもしれません。
でも、私たちのものづくりはここで終わりません。
「もっと良くできる。」
そう感じたら、もう一度データを見直し、細かな調整を重ねます。
刺繍は、とても繊細な世界です。
ほんのわずかに糸の向きを変えるだけで、光の当たり方が変わります。
縫う順番を変えるだけで、立体感が生まれることもあります。
文字の間隔を少し広げるだけで、ぐっと読みやすくなることもあります。
画面の中では気づかなかったことも、実際に刺繍してみることで見えてきます。
だからこそ、一つひとつ確認しながら、理想の仕上がりへと近づけていきます。
私たちが目指しているのは、「きれいな刺繍」だけではありません。
お店らしさが伝わること。
手に取った瞬間に、「このお店らしいね」と感じてもらえること。
そんな一枚を届けたいという想いで、細部までこだわっています。
この時間は、お客様には見えない工程かもしれません。
それでも、この積み重ねがあるからこそ、完成したときの一枚には、ものづくりへの想いが宿ると信じています。
▼ 調整を重ねる様子はこちら
いよいよ、完成は目前です。
次回はいよいよバッグへ本番の刺繍を施す工程をご紹介します。
一針一針に込めた想いが、どのように形になっていくのか。
ぜひ最後までお付き合いください。